あさり漁業とは、根室半島先端に近い汽水湖のトーサムポロ沼において昭和45年より行われ、歯舞あさり部会(以下あさり部会)は58年に発足した。
現在、部会員は9名であり、夏期は漁家経営の柱となる昆布漁業を営んでいるため、あさり漁業は1~4月の冬期に行われ、厳しい寒さにより結氷した漁場を開きながら操業している。干潮時に熊手を使用し漁獲する。
あさり部会の主な活動は、あさりの生息状況の把握や管理のため資源量調査を行うほか、漁場環境を維持するための植樹活動への参加、担い手・後継者育成として地元小中学校の水産学習にも取り組んでおり、地域の活性化にも協力している。